【瑞穂斎場】指定料理業者3社の特徴を解説|ご葬儀のスタイルに合わせた選び方

はじめに
瑞穂斎場でのお葬式をお手伝いしていると、ご遺族から「お食事(お清め)の業者さんはどこがいいですか?」というご質問をよくいただきます。
実は、瑞穂斎場での料理選びには「式場をどこにするか」によって少し複雑なルールがあります。この記事では、一現場スタッフである私自身の個人的な経験に基づいた感想と、知っておくと役立つ「仕組み」についてまとめてみました。
各葬儀社の担当スタッフさんごとに、それぞれの経験に基づいたおすすめがあると思いますので、あくまで「現場のプロの一意見」として参考にしていただければ幸いです。
瑞穂斎場ってどんな場所?
瑞穂斎場は、瑞穂町、福生市、羽村市、入間市、武蔵村山市の「4市町」で構成される組合によって運営されている公営斎場です。
地域の方には非常にお馴染みの場所ですが、実は「どの式場でお葬式をするか」によって、お料理のルールが変わることはあまり知られていません。まずはその仕組みからお話ししますね。
知っておきたい「瑞穂斎場の料理ルール」
ここが少し複雑なのですが、実はどの場合でも3社から選ぶわけではありません。
●瑞穂斎場の「式場」を借りて葬儀を行う場合
瑞穂斎場に併設された式場で葬儀を行い、そのまま併設の待合室で火葬を待つ場合は、実は料理業者の指定はありません。葬儀社が提携している料理屋さんを自由に選ぶことができます。
●民間斎場や葬儀社の自社式場を利用し、「火葬のみ」瑞穂斎場に来る場合
この場合、火葬中の待合室で提供される料理は、指定の3社(つたや、日本亭、銀匠)から選ぶことになっています。
「火葬の時だけ瑞穂斎場の待合室を使う」というケースでこそ、今回の業者選びが大切になってくるわけですね。
瑞穂斎場での食事スタイルと「配膳料」のルール

瑞穂斎場の待合室でお食事をされる際は、選ぶメニューの形式によって「配膳料」の有無が変わります。ここを正しく知っておくと、予算の組み方がスムーズになります。
① 本膳(精進落としなど)を食べる場合【配膳料あり】
待合室でしっかりとしたお料理を召し上がる場合は、お料理代とは別に以下の配膳料が必ずかかります。
●1~19膳まで: 11,000円(税込)/スタッフ1名
●20~39膳まで: 22,000円(税込)/スタッフ2名
●40膳~ : 33,000円(税込)/スタッフ3名
※「自分たちで配膳するから不要」ということはできません。
② 「お凌ぎ(軽食)」を利用する場合【配膳料なし】
「精進落としは別の場所で行うけれど、朝が早かったので火葬中に少しお腹に入れたい」という時のための軽食メニューです。
●内容: おにぎりやサンドイッチなど
●特徴: 配膳スタッフは付きません。注文した分がテーブルに用意されているスタイルです。
③ 持ち帰り用の弁当(お膳)【配膳料なし・注意点あり!】
葬儀後に配るための「持ち帰り専用」のメニューです。ここで一つ、私が現場で経験した大切な注意点をお伝えします。
は付きません。注文した分がテーブルに用意されているスタイルです。
以前、「配膳料がかからないなら、持ち帰り用のお弁当を人数分頼んで、待合室で待っている間に食べればいいのでは?」と考えられたご家族がいらっしゃいました。
しかし、瑞穂斎場に確認したところ、「お弁当はあくまで持ち帰り用。待合室で召し上がるのはお断りしています」との回答でした。
待合室で召し上がる場合は、必ず「本膳」または「お凌ぎ」のメニューを選ぶ必要がありますので、ご注意くださいね。
指定3社の特徴(私の個人的な感想)

火葬中の待合室で選べる3社には、それぞれ素敵な個性があります。
① つたやさん:ボリューム重視、温かみのある仕出し
私の印象では、とにかく「お腹いっぱい食べてほしい」という温かさを感じる業者さんです。お膳にうどんが付くボリューム感は、見ていて元気が出ます。若い参列者が多い場合などには特におすすめしたくなります。
② 日本亭さん:彩り豊か、実店舗の安心感
近隣に実店舗がある料理屋さんで、ご飯ものがメインの彩り豊かなお料理が特徴です。お寿司ではなく「目でも楽しめる華やかなお弁当」という印象で、配膳された瞬間に場がパッと明るくなるような良さがあります。
③銀匠(ぎんしょう)さん:葬儀の専門性とトータルバランス
葬儀専門で長くされているため、お寿司からご飯ものまで幅広く揃っています。私個人の視点では、スタッフの方の立ち振る舞いが非常に安定しており、葬儀特有の空気感に合わせた安心のサポートをしてくれる印象が強いです。
【個人的な視点】10名前後の家族葬での選び方
最近は10名ほどのご葬儀が主流ですが、人数が少ないからこそ、お料理選びの「正解」はご家族によって違うなと感じます。
「親戚に失礼のないよう、専門のスタッフにお任せして安心したい」という時は、私は銀匠さんの安定感をおすすめしたくなります。 一方で、「身内だけだから、とにかく地元の味で和やかに」という時は、日本亭さんやつたやさんの個性が光ります。
最新の料金表・パンフレットについて
各お料理の具体的なメニュー内容や最新の金額については、瑞穂斎場の公式ホームページから誰でもダウンロードすることができます。
お料理の価格は改定されることもありますので、検討される際は必ず最新の資料をチェックしてみてくださいね。
【瑞穂斎場売店・喫茶「ゆにわ」公式ホームページ:資料ダウンロードはこちら】
まとめ
瑞穂斎場での料理選びは、仕組みやルールが少し複雑に感じるかもしれません。最後に、今回お伝えしたポイントを振り返ります。
- 式場の場所でルールが変わる: 瑞穂斎場の式場利用なら自由、火葬のみ利用なら指定3社から選ぶ。
- 「本膳」には配膳料がかかる: プロのスタッフによるサポートが含まれている。
- 持ち帰り弁当は待合室ではNG: 斎場ごとのマナーやルールがある。
- 3社の個性で選ぶ: ボリュームの「つたや」、彩りの「日本亭」、葬儀専門の安心感の「銀匠」。
いろいろと細かなルールはありますが、一番大切なのは、「火葬を待つ小一時間、ご家族でどのような時間を過ごしたいか」という点です。
「賑やかに故人を偲びたい」のか、「失礼のないよう、落ち着いておもてなしをしたい」のか。その想いにぴったりの業者さんを選ぶことが、納得のいくお見送りへの近道になります。
もし迷ってしまったら、ぜひ皆さんの担当者さんに「私たちの場合はどうするのがおすすめ?」と、今の気持ちを伝えてみてください。一人の現場スタッフとして、皆さんが穏やかな会食の時間を過ごせることを心から願っています。


